利用客自身で商品スキャンから支払いまでを完了させるセルフレジ。街中の様々なお店で見かけることが増えてきました。多くのスーパーマーケットやコンビニエンスストアをはじめ、最近ではアパレルや飲食店にも設置が増えています。
そこで今回は、それぞれの業種・業界に合わせた機能が備わっているセルフレジをご紹介します。また、知っておくと安心なセルフレジの導入方法や注意点もまとめました。あわせてご覧ください。
セルフレジメーカーのご紹介
日本国内では、寺岡精工、東芝テック、富士通フロンテック、ビジコム、パナソニック、カシオ計算機など、多くのメーカーがセルフレジ・セミセルフレジを製造しています。
今回は、業界特化型のセルフレジメーカーに着目してご紹介します。
①ビジコム:自治体もお任せ!
小売店や小規模店舗に簡単に導入可能なのが、ビジコムのセミセルフレジです。
なかでも、官公庁や市役所・区役所・町役場、地方公共団体におすすめなのが、公金収納対応POSレジ。公共料金等代理収納コードの読取りが可能(※ただし収納代行サービスとの連携ではない)で、キャッシュレス決済や自動釣銭機(精算機)との連動もできます。全国の自治体で導入されています。
またビジコムは、クリニック・調剤薬局向けのセミセルフレジも人気が高いです。医療機関向けのレセプトコンピューターから出力されたQRコードやNON-PLUバーコードをPOSレジで読み取り、効率よく会計を行うことができます。こちらももちろんキャッシュレス決済、自動釣銭機(精算機)との連動が可能です。
他にも、アパレル店や飲食店、小売店などの業種はもちろん、農産物直売所、免税店、リサイクル店などの珍しい業種に合わせたソリューションもあります。
②ブレイン:飲食店専用セルフレジならここ!
飲食店専用のセルフレジを提供しているブレインは、圧倒的業界最安値でセルフレジを導入することができます。
注文から決済、レシート出力まで、利用客とのやり取りをすべて自動化することができ、人件費のコストカットが期待できます。また、完全非接触端末なので、とっても衛生的。個人店舗から、チェーン展開している店舗など、お店の規模や業態関係なく利用可能です。
こちらのセルフレジは電話サポート付きの月額プランなので、導入後も安心です。
③GENOVA:医療・クリニック
GENOVAでは、クリニック・診療所専用のスマート簡易自動精算機「NOMOCa-Stand」や、自動釣銭機・セルフレジ「NOMOCa-Regi」などを取り扱っています。
90%以上の電子カルテ・レセコンと連携を実現しており、受付業務が効率よく行えるようになります。初心者でも使いやすい操作性が、導入したクリニックなどで評判だそうです。
自動レジは金銭の受け渡しがないので、感染対策にも一役買っています。
④トスコム:ネットカフェ・カラオケ
カラオケ店やネットカフェ店の精算処理を完全無人化することが可能なセルフレジを製造販売しています。
運用にあわせて自動精算機、キャッシュレス精算機、セミセルフ精算機から選択が可能です。画面と音声の同時アナウンスで操作も簡単に行うことができます。支払いは、通常・個別・合算など、様々な場面に対応可能です。カラオケ店やネットカフェ店の会員、スマホアプリ、ポイント管理との連動もできるので、利用者満足度も高い水準で維持できます。
⑤大江電機:多言語対応のセルフレジが魅力
セルフレジ「KIOSK」の端末は、タップ1つで案内表示からメニュー名まで日本語・英語・中国語・韓国語の計4ヶ国語に切り替えることが可能です。そのため、外国の方でも店舗スタッフの案内が不要となり、気軽に買い物を楽しむことができます。
空港や駅周辺の店舗はもちろん、海外からの観光客が多いエリアでセルフレジを検討している方におすすめです。
⑥ハイパーソフト:ヘアサロン・美容室におすすめ機能付き!
「お金を触った手でお客様の髪を触りたくない。」という思いから作られた、自動受付から精算まで実現させた次世代精算機「スムーズセルフ」です。
スムーズセルフは、全国3,000店の美容サロンで展開しているPOSシステム「Salon de Net(サロン・ド・ネット)」と連動した自動受付セルフレジ。
受付に人がいなくても「予約確認」「新規仮登録」または「会員カードの確認」「受付票の発行」を行い、施術後はレシートのQRコード、あるいはアプリに表示されるQRコードを読み取って利用客自身に精算をしてもらえます。
また、会員分析機能やサイネージ機能もあり、サロン経営のかゆいところに手が届く、そんなセルフレジになっています。
セルフレジの導入方法、注意する点は?
セルフレジを導入するにあたり、注意しなくてはいけないことがありますので、こちらで解説します。導入時には下記の点に気をつけるようにしましょう。
①セルフレジだけでは使用できない
これだけ聞くと「なぜ?」となる方もいるかもしれません。ネット通販でも購入は可能なのに、どうしてセルフレジだけでは使用できないのでしょう。
答えは、セルフレジはそれとあわせて、決済端末が必要になるからです。セルフレジと決済端末を一緒に利用するには連動開発を行わないといけません。連動開発にかかる費用や時間を削減するためにも、導入するセルフレジと連動開発が完了している決済端末を選ぶことをおすすめします。
決済端末の組み合わせや導入にかかる期間などの詳細は、導入したいセルフレジメーカーの担当者に聞くとよいでしょう。購入の際は、必ずメーカーに問い合わせ、担当者と相談の上決めるようにしましょう。
②業種に合ったセルフレジを選ぼう
先にご説明した通り、セルフレジメーカーは業界特化型も非常に多く、またそれぞれの店にあわせてカスタマイズが可能なものもあります。ご自身のやりたいことが実現できるセルフレジが必ず見つかるはずですので、購入前にしっかりとリサーチを行うことが大切です。
③導入前のさまざまな準備をお忘れなく
導入コストやランニングコストなど、とにかく最初はお金がかかります。店舗の客層を考え、店舗に適したセルフレジを導入するようにしましょう。
また、セルフレジは場所を要するので、設置スペースの確保もお忘れなく。
あわせて、利用客への周知もしておくとよいかもしれませんね。
まとめ
業界特化型のセルフレジを導入すれば、業務効率化が期待できます。今回紹介したセルフレジメーカーをはじめ、業界特化のメーカーはたくさんありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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▼セルフレジとは?セルフレジを導入したい方必見!メリット・デメリット徹底解説!
▼セルフレジの仕組みは?様々な種類のセルフレジを紹介